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LED照明の寿命

半導体そのものが発光する特性を持つLEDは、白熱灯のようにフィラメントが切れて点灯しなくなることはまずない

では、LEDの寿命は何で定義づけされているのかといえば、LEDに使用されている樹脂などの素材が劣化することで引き起こされる光束維持率が70%に低下するまでの時間を指す。

一般的にこの光束維持率が70%まで低下する時間は40,000時間(※1日10時間使用して、約10年以上取替える必要がない)といわれている。これは白熱電球の約40倍、蛍光灯の約4倍の数値。

白熱電球の約40倍の寿命を持つLED照明

この数値から、店舗や事務所、工場など、大量に照明が必要な空間では、メンテナンスコストが大幅に削減できることがイメージできると思う。また、高所に設置した場合、取替えの手間も省けるため維持管理費を安く抑えることも可能になってくる。 

白色LEDの寿命と熱との関係

かつてLEDの用途といえば「表示させること」が中心だった。

そのころは視認性が確保できる光束維持率50%だったが、LEDの研究開発が進み、一般照明器具へと用途する可能性が高まり、実際に「照明」として使用されるケースが増加。

この状況に伴い、2005年7月に(社)日本照明器具工業会が制定した技術資料134「白色LED照明器具性能要求事項」の中で、「一般用照明器具の光源として使用する場合のLED寿命は、全光束が初期全光束の70%、または光度が初期光度の70%に低下するまでの時間とする」と定義された。

ちなみに樹脂は、使用温度が高いほど劣化する速度がはやまるため、同じLEDを用いたとしても、その使用条件によって寿命は異なってくる。

また、効率よく放熱させることもLEDの寿命に大きく関わってくる。そのため取り付けの際は、密閉した空間や断熱処理された場所、熱源付近に器具同士を近接して設置するといったことは避けるよう、事前に仕様書や業者への確認を忘れずに行ってほしい。

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